そこまで電線を引っ張ってくることが採算に合わないなどの利用により、未だに世界中には電気がないところが多くあります。電気があることが良いことかどうかはさておくとしても、そのような場所でも電気が使えるようにといろんな人が方法を考えています。今回のもそのような手法の一つといえるでしょう。

WIRED VISION のこの記事によると、水田の土の中にいるバクテリアが放出する余剰電子を回収することで、最大 330W/ha の電力が発電できるそうです。何でも、バクテリアが有機物を摂取したときに、電子が放出されるとか。これが記されているのは、Microbial Fuel Cells Generating Electricity from Rhizodeposits of Rice Plants という論文で＄25で購入可能です。それにしても、それが通常の自然界の営みだとしたら、現在も放出され続けいてるはずの電子は一体どこへ行ってしまっているのでしょうかね。