2008/11/23 [日]
sqlite 3.6.6.1 が公開されました。ダウンロードは、いつものページからできます。今回の版は、前回 3.6.6 のバグ修正のみです。
- ロールバックの後で、データベース不整合を引き起こす可能性があるページキャッシュでのバグを修正。このバグは 3.6.4 版で始めてもたらされた。
- 二つの他のとても些細なバグ修正
ちなみに 3.6.0 以降は次の通り
3.6.1 版
- ある仕事量で 15% 以上の速度改善のためのわき見メモリ確保子を追加
- 規定のわき見設定を制御するため sqlite3_config() に SQLITE_CONFIG_LOOKASIDE 動詞を追加
- sqlite3_status() インターフェースに SQLITE_STATUS_PAGECACHE_SIZE と SQLITE_STATUS_SCRATCH_SIZE 動詞を追加
- バッファの大きさ計算で "+4" 魔法番号を除去するため SQLITE_CONFIG_PAGECACHE と SQLITE_CONFIG_SCRATCH を修正
- 毎データベース接続におけるそのわき見確保子(lookaside allocator)を制御かつ監視するための sqlite3_db_config() と sqlite3_db_status() インタフェースの追加
- たくさんの他の性能向上
- 雑多な些細なバグ修正
3.6.2 版
- ページャサブシステムを別個のページャと p-キャッシュサブシステムに分割
- 識別名分析手続きを別個のファイルに分解
- バグ修正
3.6.3 版
- 前の版で仕込まれた SELECT DISTINCT 論理でのバグを修正
- 他の些細なバグ修正
3.6.4 版
- DELETE と UPDATE 文で LIMIT と ORDER BY 節用の選択支援を追加。SQLite が SQLITE_ENABLE_UPDATE_DELETE_LIMIT でコンパイルされた場合のみ有効。
- 性能監視のため sqlite3_stmt_status() インターフェースを追加
- INDEXED BY 節を追加
- Mac OS X で規定で LOCKING_STYLE 拡張が現在有効化された
- PRAGMA journal_mode に TRUNCATE 選択を追加
- B木層での木平衡論理の性能向上
- 外部鍵制約を強制するため自動的に生成されるトリガー用の genfkey プログラムに対するソースコードと文章を追加
- SQLITE_OMIT_TRUNCATE_OPTIMIZATION コンパイル時選択を追加
- SQL 言語文章は BNF の代わりに文法図を使用するように変換された
- 他の些細なバグ修正
3.6.5 版
- journal_mode プラグマへ MEMORY 選択を追加
- sqlite3_db_mutex() インターフェース追加
- SQLITE_OMIT_TRUNCATE_OPTIMIZATION コンパイル時選択を追加
- sqlite3_changes() インターフェースと sqlite3_total_changes() インターフェースとその count_changes プラグマが正しい値を返すように切り詰め最適化を修正。
- sqlite3_extended_errcode() インターフェースを追加
- 実行中の問い合わせがある時でさえ、その COMMIT 命令が今は成功する。増分 BLOB I/O 要求を実行中の場合 SQLITE_BUSY を返す。
- 一つ以上の問い合わせが未だ実行中の間、ROLLBACK をする試みがなされた時、(SQLITE_ERROR の代わりに) SQLITE_BUSY にエラー番号を変更
- 実験的なメモリ確保子 memsys4 と memsys6 への全ての支援を取りやめ
- SQLITE_ZERO_MALLOC コンパイル時選択を追加
3.6.6 版
- コンパイルすることから memsys5 を妨げた #define を修正
- FTS3 で破壊を引き起こしていた仮想表更新(commit)機構での問題を修正
- アプリケーション定義ページキャッシュを追加
- VxWorks の組み込み支援を追加
by seclan