Firefox 2.0.0.2 と Firefox 1.5.0.10 がリリースされました。バージョン番号を見てわかるとおり、マイナーリリースです。

Firefox 2.0.0.2 に関しては、リリースノートを見ると変更点は次に挙げられるものになります。

• セキュリティの修正
  • location.hostname に埋め込まれた null 文字によって同一ドメインチェックが回避される
  • Mozilla Network Security Services (NSS) SSLv2 のバッファオーバーフロー
  • ブロックされたポップアップを開くことによる XSS とローカルファイルへのアクセス
  • 任意のカーソルと CSS3 hotspot を利用したなりすまし
  • キャッシュの衝突を通じた情報漏えい
  • クロスサイトスクリプティング攻撃からの保護の強化
  • メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (rv:1.8.0.10/1.8.1.2)
• Windows Vista への対応
• 新しい言語への対応。ただしベータ版扱い。アフリカーンス語 (af), ベラルーシ語 (be), グルジア語 (ka), クルド語 (ku)
• ドイツ語版で起こっていた、アクセス権に関する問題の修正
• 日本語版、中国版、韓国版でデフォルトの検索エンジンを Google に変更

Firefox 1.5.0.10 に関しては、ほぼセキュリティ問題への対応です。リリーノートによると変更点は次のものです。

• セキュリティの修正 (Firefox 2.0.0.2 と同じ)
• ドイツ語版で起こっていた、アクセス権に関する問題の修正