2014/08/26 [火]
html で文章を書きフォントを指定しようとすると、通常は閲覧者側の計算機に導入済みのフォントしか使うことが出来ません。何か別のフォントを使いたいと思ってもそれを閲覧者側の計算機に導入してもらうのは大変です。そうすると、全て画像にして表示するか、特定の文字だけならばその部分だけ画像にして表示させるという方法を使うしかありませんでした。しかし、画像にするとフォントの大きさを変更しても全く追従することなく、特定の大きさでしか表示されないという問題が出てきます。そこで、何とかしてフォントを閲覧者側で使ってもらって、そのフォントファイルで表示したいという要求が出てきます。
その要求を実現するための方法が WebFont です。css でフォントファイルを指定して、それで表示するように指定すると、そのフォントで描画してくれるという代物です。
現状、eot、otf/ttf、woff/woff2、svg ファイルのどれかがブラウザでフォントとして認識できることが多いです。これらのフォントファイルは、http サーバから送られてくる時、mime 型がついてきますが、これらの mime 型は最近は以下のように指定するとよいようです。
種別 | MIME | 情報元 |
---|---|---|
eot | application/vnd.ms-fontobject | application/vnd.ms-fontobject |
otf | application/font-sfnt | application/font-sfnt |
ttf | application/font-sfnt | application/font-sfnt |
woff | application/font-woff | application/font-woff, Appendix B: Media Type registration |
woff2 | application/font-woff2 | Internet Media Type Registration |
svg | image/svg+xml | Appendix P: Media Type Registration for image/svg+xml |
by seclan