いつの間にやら、geocities でコンテントネゴシエーションが利用可能になったようです。コンテントネゴシエーションと言うのは、簡単に言えば、クライアントが拡張子部分が省略された URL を要求した場合、サーバがサーバ内にあるその URL のファイル名部分を持つファイルに適当な拡張子を補い、そのファイルをコンテンツとして返すと言うものです。
例えば、http://www.geocities.co.jp/Milano/3077/ipr_001.html という URL があるとします。この場合、サーバ内には ipr_001.html というファイルがあります。そこでクライアント側から http://www.geocities.co.jp/Milano/3077/ipr_001 という、拡張子部分を省略した URL で呼び出してみます。するとサーバ上に ipr_001.html というファイルだけしかないのに、正常にコンテンツが返されます。これはコンテントネゴシエーションで .html という拡張子が補われ、ipr_001.html というファイルの中身が返されることによるものです。
コンテントネゴシエーションが有効なサーバで、拡張子を省略した指定方法を URL として利用することで、例えば現在 ipr_001.html という html で記述されていた文章を、将来 ipr_001.xhtml という別のフォーマットに置き換えたときでも URL を変更せずにすむという利点が生まれます。どの拡張子を持つファイルが選ばれるかは、クライアントであるブラウザから送信されてきている Accect ヘッダ群 (ファイルフォーマットの指定、文字コードの指定、言語の指定、圧縮形式の指定など) によって判定します。