2011/04/10 [日]
原子力発電所の事故などで放出される原子として、よくヨウ素131・セシウム137・ストロンチウム90があげられます。これらは、全て放射性物質です。放射性物質とは、各原子に余分なエネルギーがついているため、安定状態になろうとしてエネルギーを放出する物質のことです。エネルギーを放出していくと、物質が変化してしまうこともあります。
それらの物質は、以下のように変化します。
名称 | 記号 | 崩壊 | 崩壊後の元素 | 半減期 |
---|---|---|---|---|
ヨウ素131 | 53 131 I | β | 99%: キセノン131 1%:キセノン131m |
8.0207日 |
キセノン131m | 54 131m Xe | γ | 100%: キセノン131 | 11.934日 |
キセノン131 | 54 131 Xe | − | 安定 | − |
セシウム137 | 55 137 Cs | β | 94%: バリウム137m 6%: バリウム137 |
30.1671年 |
バリウム137m | 56 137m Ba | γ | 100%: バリウム137 | 2.552分 |
バリウム137 | 56 137 Ba | − | 安定 | − |
ストロンチウム90 | 38 90 Sr | β | 100%: イットリウム90 | 28.90年 |
イットリウム90 | 39 90 Y | β | 100%: ジルコニウム90 | 64.053時間 |
ジルコニウム90 | 40 90 Zr | − | 安定 | − |
注記:
崩壊の種別:
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by seclan