プログラミング言語 C の新機能 Part XLI: 宣言時の暗黙の型
(2000/01/27 [木])
手続き型言語では、一般的に変数や関数などを宣言して使用する必要があります。もちろん C 言語も例外ではありません。しかし C 言語では特に型名を指定せずに変数などを宣言することができました。その場合、型がない変数が宣言されたというわけではなく、自動的に int 型として処理されました。例を挙げれば、次のようなプログラムです。
この場合、関数 func の戻り型は int 型、p1, p2, three の型は int 型です。 このような記述ができるということが C 言語の性質をよくあらわしています。 しかしながら、新しい C 言語では、このような暗黙の int 型の使用は規格上できないことになりました。したがって、常に次のように書く必要があります。
func(p1,p2) { const three=3; return (p1+p2)*three; } |
この場合、関数 func の戻り型は int 型、p1, p2, three の型は int 型です。 このような記述ができるということが C 言語の性質をよくあらわしています。 しかしながら、新しい C 言語では、このような暗黙の int 型の使用は規格上できないことになりました。したがって、常に次のように書く必要があります。
int func(int p1,int p2) { const int three=3; return (p1+p2)*three; } |
by seclan