プログラミング言語 C の新機能 Part 0: 予告編
(1999/03/13 [土])
プログラミング言語 C は ISO(International Organization for Standardization) でも規格化(ISO/IEC 9899:1990)されている言語であり、日本でも JIS(Japanese Industrial Standards) として制定されています。規格の内容自体は、JIS ハンドブック(1.3万円位)という一連の本の、情報系の部分に他の言語(Fortan,Basicなど)と共にのっているので、比較的に気軽に知ることができます。
さて、そんな C 言語ですが、実は少し仕様が追加されています。それは、日本人が提案した仕様が大部分を占めているはずなのに、ほとんど知られていない追補1(ISO/IEC 9899/AMD1:1995 Amendment 1)です。詳細はここでは述べませんが、日本側からは、主にワイドキャラクタとその操作ルーチン(wcs*, isw*, wprintf, 他)といったような仕様が提案されました。
このような仕様が決定された後も、C 言語をよりよくするための作業が継続されていました。その成果が ISO の規格という形になってようやく実ろうとしています。これは、C 言語自体の規格としては久しぶりの改定にあたります(前述のは仕様の追加という形)。ここで、簡単に ISO の規格決定までの段階を示します。
現在(1999/03)新しい C 言語の規格は、FDIS の段階(投票期間2ヶ月)のようです。したがって、何事もなければ、おそらく今年中には新しいプログラミング言語 C の ISO 規格が決定するはずです。
ネタ切れになると現れるこのシリーズでは、その規格の中から、新しく組み込まれるはずの機能について解説をします。
そんでもって、本当は第xx回こんなこととかいうリストを提示したりするのですが、行き当たりばったりにやるのでそんなものはありません。あしからず。
さて、そんな C 言語ですが、実は少し仕様が追加されています。それは、日本人が提案した仕様が大部分を占めているはずなのに、ほとんど知られていない追補1(ISO/IEC 9899/AMD1:1995 Amendment 1)です。詳細はここでは述べませんが、日本側からは、主にワイドキャラクタとその操作ルーチン(wcs*, isw*, wprintf, 他)といったような仕様が提案されました。
このような仕様が決定された後も、C 言語をよりよくするための作業が継続されていました。その成果が ISO の規格という形になってようやく実ろうとしています。これは、C 言語自体の規格としては久しぶりの改定にあたります(前述のは仕様の追加という形)。ここで、簡単に ISO の規格決定までの段階を示します。
段階 | 略称 | 名称 | 日本語による名称 |
---|---|---|---|
1 | NP(New work item Proposal) | proposal stage | 新作業項目の提案 |
2 | WD(Working Draft) | preparatory stage | 作業原案の作成 |
3 | CD(Committe Draft) | committee stage | 委員会原案の作成 |
4 | DIS(Draft International Standard) | enquiry stage | 国際規格原案の照会と策定 |
5 | FDIS(Final Draft International Standard) | approval stage | 最終国際規格案の策定 |
6 | publication stage | 国際規格の発行 | |
*本表の作成と用語には、'Stages of the development of International Standards' とその要約と思われる「ISO規格制定手続き」によった。 |
現在(1999/03)新しい C 言語の規格は、FDIS の段階(投票期間2ヶ月)のようです。したがって、何事もなければ、おそらく今年中には新しいプログラミング言語 C の ISO 規格が決定するはずです。
ネタ切れになると現れるこのシリーズでは、その規格の中から、新しく組み込まれるはずの機能について解説をします。
そんでもって、本当は第xx回こんなこととかいうリストを提示したりするのですが、行き当たりばったりにやるのでそんなものはありません。あしからず。
by seclan