Mozilla Firefox 3 では、Mozilla Firefox 2 とは微妙に異なった動作をすることがままあります。これはそのような動作の一つです。Mozilla Firefox 3 では、URL をブックマークした時、Mozilla Firefox 2 で使われてきたプロファイルディレクトリにある bookmarks.html にそれを書き込むことは止め、sqlite3 のファイルである places.sqlite というファイルに書き込むようになりました。このファイルはバイナリファイルなので、sqlite3.exe などのコマンドラインツールがないと内容を知ることはできません。従来では、bookmarks.html という単なる html ファイルでしたので、不便になったと言う人もいます。

そこで、従来と同様に bookmarks.html に書き込む方法があります。その方法は、url に「about:config」と入力して設定画面を出し、「browser.bookmarks.autoExportHTML」という項目を作り、型として「真偽値」で値「true」に設定します。すると、Firefox3 終了時に、ブックマークの内容を bookmarks.html に書き出してくれます。あくまで終了時に書き出してくれるだけで、管理自体は依然として places.sqlite で行われているので注意が必要です。またこれを設定することは、ブックマークのバックアップを自動的に bookmarks.html に書き出していると見ることもできます。