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ThinkPad 修理顛末

Last update: 1999/03/28

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 私の使っているマシンは、ThinkPad600 なのですが、それを先日修理に出しました。どこが悪かったのかというと、バックライトがちらちらするということと、パームレストの部分の塗装というか保護膜というかが離れて浮かんでしまって、ノートをたたんだときそれが液晶に接触して、液晶を汚したりするということだったのです。
 で、修理にだそうと思って、まず販売店に相談に行きました(一応まともなところから買ったので)。そしたら、「IBM さんは直接やってもらった方が実は早いんだよ」というお言葉をいただいてしまったのです。ここまで来た労力は...、と思いつつも、仕方がないのでその日は帰宅となりました(ちょうど休日だったのでサービスセンターはやってない)。
 休みのあけた日、さっそくサービスセンターに電話。一発ではつながらず、何度かリダイアルしてようやくつながる。「こちらは IBM サービス...」と言ってきたので、もしもしと言うが応答なし。なんか一方的にしゃべってるぞ。それにしてもなんか機械的だな...。ん、もしかして自動応答か? 案の定自動応答でした。そんなこと聞いてないぞ!「マシンの修理なら 1 を、... なら 2 を押してください」。をを、うちは電話はパルスなのにそうくるか。しかし、電話機を見ると、これには # や * のボタンがついていることが判明。よくわからないので、“#1#”のように適当に押すと、ピッと音がして何かうまくいった風。「担当につなぐのでしばらくお待ちください」の声が聞こえたのでどうやらうまくいったらしい。そういうことでしばし待つ。しばし待つ。もちょっと待つ。まだ待つ。受話器はまったくの無音状態。しかし、待つしかないので待つ。待つ。まだかな。待つ。体感時間1分後くらいに、突然、「もしもし、こちらは...」という声が聞こえた。しかし、こっちは体感時間1分くらい感じていたので、多少ぼーとしている。そういうわけですぐ応答できない。向こうも始めの口上を述べた後、間髪入れずにもう一度「もしもし!」といったが、ようやくこれに反応できた。それにしても、間髪入れずに言ってきたことから、僕のようになっている人が多いということに違いないと自分で結論づけたのであった。
 電話に出てくれたのは女性でした。で、まず修理に出したいというと、いきなり、機種の型番と機械番号を言ってくれという。あらかじめ調べてあるのでそれを答えると、次にどんな不具合かと聞いてきたので、手短に答える。「わかりました」ときた後、「念のためお聞きしますが、お客様がどこかにぶつけたりしたせいではないですか」(意訳)と聞かれた。しかし、家の ThinkPad 君は門外不出の箱入り娘(?)状態で、持って移動するにしても室内を最大 2m 位しか移動しない。
 もちろん、ぶつけたりすることはなく、かなり丁寧に扱っているつもりである(何といっても安いものではないので)。というわけでその旨を伝えると、では業者に機械を取りにいかせるので住所氏名を教えてくれという。業者がくるということは、郵便番号は知らせる必要がないのだが、思わず言いかけてしまったので「郵便番号も必要ですか」と聞いた。すると「教えてくれれば助かる」という。何がありがたいのかよくわからないが、一応言うと、市名まで向こうで読み上げてくれた。なるほど、そういうことか!郵便番号 7 桁化の影響を思いっきり実感したのであった。
 住所を伝えた後に、「機械は業者が取りにくるので直接お渡しください」と言う。うーん、ん!「こちらで梱包とかしなくていいのですか?」と言うと、専門の業者だから、そのまま、生のまま渡していいという。なんだかな。そんなのありという感じ。まぁこちらで梱包しない分だけなけ楽なのだが、ほんとにいいのだろうか。最後に、担当の人が自分の名前を名乗ってくれた。これには、さすがに国際企業らしく責任感があるなと感じる場面だった。というのも、このようにきちんと名乗らないところもあるわけで、そんな場合、何か問題が起こるといろいろ厄介なことが起こることもあるからである(経験済み)。そんなとこで電話はおしまい。結局、次の日に機械を取りに来てくれることになった。
 翌日、さっそく午前 10 時頃に日通さんが取りに来ました。まさに機械をそのまま渡すと、向こうから持参の用紙にマシンの状態をチェックしていました。そして、確認欄にサインをした後、“おまかせ宅配スーパーペリカン便”の控えを残して持っていきました。
 待つこと4日目の午前中、何ともうマシンが返ってきたのです!思っていたより早かったのでちょっとびっくり。確かに運送1日+修理1〜2日+返却1日と勘定すると早ければそのくらいかなとは思ってはいたものの、まさかそうなるとは思っていませんでした。ほんとになおっているのだろうかと不安を抱きつつ、“パソコンポ”と称する段ボールを開封すると本体とサービス報告書が。本体をさっそく取り出し、キーボードを見えようにすると、おお!たしかにキーボードレストの部分がなおっている! おや? なんかついでに TrackPoint III のキャップが新しくなっている! よく見ると、液晶や本体の表がきれいになっている。どうやってきれいにしたのだろうと思いつつ、サービス報告書を読むと、キーボードベゼルと、そしてちらつくのはシステムボードのせいだからシステムボードを交換したとのこと。
 というわけで、現在そのマシンでこれを書いているわけですが、んん? なんかまだバックライトがちらつくことがあるぞ (;_;)。また次の機会に修理に出さなければ。トホホ。

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